車のスピードメーターやトリップメーターが、タイヤ(ギヤ)の回転によって
計測されていることを知っている方は多いと思います。
回転を感知してそれを速度や距離に換算している為、
タイヤの空気圧やサイズによってタイヤの直径が変わるので同じ車両であっても
メーターに表示される距離が変わって来ることは容易に想像できると思います。
先ほどまでに説明してきたきコマ地図に記載されている距離は、
主催者がコマ地図を作成した時に使用された車両で出た距離が記載されています。
上記のように同じ車両でも少しの条件の違いで大きく距離が変わってくるので、
計測した車両が違っている場合は、必ず表示される距離は変わります。
ラリーでは、1mや10m単位で距離の表示をしていて、コマ地図では
その距離を元に交差点の出てくる位置を把握するので、
タイヤの直径などの差で誤差が出るとすぐにミスコースとなってしまいます。
その為、主催者が計測に使用した車両と自分たちの車両の距離を
揃える為に用意されたチェックポイントを「ODCP」(オドメーターチェックポイント)と
言います。(イベントによってはメーターコントロールCPなどと言われています。)
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