11.ラリーコンピューターのマップクリア

画像は「F-ROM」

 では、以前紹介したコマ地図を使って、読み上げと同時に

 その時点でのラリーコンピューターのコマ地図間距離を計測する

 ボタン操作イメージを紹介します。

 ここで紹介する方法以外にもコンピューターによっていくつかの方法がありますが、

 混乱しないように一番オーソドックスで単純な方法をご案内します。

 

 上記の方法を使用して実際のコマ地図上でどのように操作するのか説明します。

 もちろん以前に紹介したコマ地図の読み上げも一緒に行わなければ行けません。

 @コマ地図NO.1

 

 読み上げ方例

 「OUTと書いてあるラインがスタートラインです。その先のT字路を右に出てください」

 

 ラリーコンピューター操作 → 「OUTライン上でトリップクリアボタン」

 スタートの場合はトリップメーターを「ON」にする操作を行うケースが多いのですが、

 ここではマップをクリアする方法で説明します。コマ地図にあるように「OUT」ラインが

 計測地点になるのでラインにフロントタイヤが乗ったらトリップクリアボタンを押します

 Aコマ地図NO.2

 

 読み上げ方例

 「2.51km先の信号付き十字路を左、 左奥にガソリンスタンド」

 

 ラリーコンピューター操作 → 「信号の停止線上でトリップクリアボタン」

 信号の停止線にフロントタイヤが乗った時点で、トリップクリアボタンを押します。

 ドライバーにコマ地図形状を伝えそちらに導く作業と、ラリーコンピュータのトリップを

 操作する作業が常に重なってきます。

 Bコマ地図NO.3

 

 読み上げ方例

 「1.59km先の信号付き十字路を右、交差点より少し左手前にガソリンスタンド」

 

 ラリーコンピューター操作 → 「信号の停止線上でトリップクリアボタン」

 まずは、2のコマ地図を左折したらすぐに上記のようにドライバーに伝えましょう。

 そしてその交差点までの距離が500mを切った当たりでもう一度伝えるようにすると

 伝達ミスも少なくなりますし、ドライバーも安心すると思います。

 Cコマ地図NO.4

 

 読み上げ方例

 「2.08km先のT字路(突き当たり)を左、奥にカーブミラー」

 

 ラリーコンピューター操作 → 「T字路の停止線上でトリップクリアボタン」

 信号が無い交差点の場合、停止線が消えてなくなっていたりします。その際は

 一時停止標識などがありますので、その延長線上をフロントタイヤが通過する時に

 トリップクリアボタンを押してください。標識もなければハンドルの切り始めです。

 Dコマ地図NO.5

 

 読み上げ方例

 「1.33km先の逆ト字路を左、左奥にJA、左手前に精米所」

 

 ラリーコンピューター操作 → 「左にハンドルの切り始めでトリップクリアボタン」

 ト字路などは基本的に停止線や標識がありません。このような場合は、

 ドライバーがハンドルを切り始める時にトリップクリアボタンを押すようになります。

 最初のうちはドライバーにハンドルの切り始めに声を掛けて貰うといいでしょう。

 以上のような要領で、ゴールまで走行する形になります。

 

 コマ地図の意味と読み上げ方、ラリーコンピューターのトリップ操作を

 マスターすれば、順位は別として、 ラリーを完走することができます。

 逆に言えばコマ地図の読み上げやトリップ操作を失敗すると、

 ミスコースしリタイアとなり完走することも出来ないので

 ドライバーと練習し、しっかりと習得してください。

                             

 

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