6.ナビゲーターの仕事

助手席はナビゲータの仕事場です。

 

WRCナビゲーター (コ・ドライバー)

 

 

  ラリーに於いてのナビゲーターの仕事・・・

 ドライバーの仕事は容易に想像がつきますが、

 ラリーナビゲーターが実際どのような仕事をしているのかを

 詳しく知っている方は少ないかと思います。

 ここからは、ナビゲーターの仕事について説明して行きます。

 ラリー競技中にナビゲーターが行う仕事は、大きく分けると次の5つです。

 

 ・オフィシャルから出された指示をドライバーに伝える

 ・コマ地図と呼ばれる地図を見てドライバーを導く

 ・オフシャルから与えられた指示速度をラリーコンピューターに入力する

 ・チェックポイントで、チェックカードを受け取り、ラリーコンピューターに入力する

 ・ペースノートを使用して、コーナーやきつさや路面状態をドライバーに伝える

 

  具体的にどのように仕事をするのかは順を追って説明しますが、

 大きく分けると上記の4つになります。

 

 どの仕事もラリーでは非常に重要な仕事になります。

 ドライバーが実力を発揮できるかどうかはナビゲーターにかかっていると言えます。

 地図を見てそれをドライバーに伝え間違えるとリタイアやコースアウトに

 つながってしまいますし、ラリーコンピューターへの入力を誤ると、

 ドライバーがどんなに速く走っても他の区間で大きな減点をもらい

 上位に入賞することが出来なくなってしまいます。

 ペースノートを使用するラリーの場合、誤った情報を伝えてしまうと

 衝突、転落など命に関わる重大なトラブルへと発展してしまいます。

 

 このようにラリーの場合、ナビゲータの仕事が基本にあった上で、

 ドライバーの速さが求められる競技なので、ナビゲーターのレベルが低いと、

 競技に勝つことはできません。

 速いドライバーになればなるほど、優秀なナビゲーターを必要とします。

 是非、「速いドライバー」に求められるようなナビゲーターを目指してください。

 

 では、まずはラリーのコースに指定されたルートをミスコースせずに、走れるようになる為の説明から始めましょう。

                             

 

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