5.国内ラリーに参加して行くに当たって・・・

ターマック （舗装路）

グラベル （未舗装路）

 これより先で説明するパーツ類は、出場するラリーの形態により

その必要性が変わってきます。

 ラリーは一般公道で行います。大きく分けると二つあり、

林道や川原沿いなどの砂利道のような未舗装路を走る「グラベルラリー」と、

皆さんが普段走っている舗装路を走る「ターマックラリー」に分かれます。

グラベルラリーは、未舗装路を高速で走ります。この為、車体の下回りが

地面と接触することが多いので、車両の全体を覆うようなガード(板）を

装着しないと、車両が壊れリタイアすることになってしまいます。

それに対して、ターマックラリーは、基本的にこのガード類が必要ありません。

また、タイヤも通常のタイヤでグラベルを走行すると、

パンクや、バーストを起こしやすいのでラリータイヤの装着が望ましいと思います。

ターマックラリーでは、通常のタイヤでも走行できますので、

これから参加してみようと思っている方は、ターマックラリーから参加すると、

車両の作成費用が安くてすみますのでお勧めです。

全舗装路のクローズド・イベントに限りますが、

現在乗っている車が完全にノーマル車であれば、

ここまでに説明してきたアイテムのみで、レギュレーション上は、

ラリーに参戦することが可能です。

メンテナンス費用や、トラブル時の修繕費などは、

出場するイベントのレベルやドライバーの乗り方により変ってきます。

もちろん、イベント中に無理をすれば車両を傷める恐れもありますが、

これは、WRCを走るトップドライバーでも同じことです。

自分の技術に合わせ、無理をせずに走れば、

現在のラリーに本格的に参戦している人が話しているほど、車は傷みません。

大きなギャップや狭い道などは、減速して通過し、先が見えなブラインドコーナーは

怖いと思えば、減速して通過すれば良いのです。出場回数が増えてくると、

スピードや道に慣れてきますので、少しずつステップアップして行けば良いのです。

まずは、実戦に出てみましょう！！

その一歩がWRCへとつながる一歩になるかも知れません。

歩き出さなければ、夢は絶対に近づいて来ません！！

これまでの説明で、ラリーに出場すること自体は、皆さんが想像されているよりも

リーズナブルであることがお分かり頂けたと思います。

もちろん、車を使用する競技ですので、レベルが上がって行けば

車両の維持費や改造費が別途必要となりますので、

お金が掛からないという訳ではありませんが、

「出場＝フルチューン」と考える必要はありません。

実戦に参加し自分達のレベルを上げ、そのレベルに応じた改造をすれば良いのです。

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