8.コマ地図の読み上げ例
あると便利なアイテム「インカム」
ドライバーはナビゲーターの読み上げた内容で交差点の大まかな感じを
イメージできるようになる必要があります。
読み上げ方は毎回違うと、混乱したり聞き間違えてしまうので、
いつも同じように統一した方が良いでしょう。
決まりではありませんが、私たちが使用している伝え方は、
「距離」 → 「信号の有無」 → 「交差点の形状」 → 「進行方向」 → 「目標物」
上記の順番で、ナビゲーターからコマ地図の内容が伝えられます。
では上記の方法を使用して実際のコマ地図がどう伝えられるのかご紹介しましょう。
@コマ地図NO.1
ナビの読み上げ方例
「OUTと書いてあるラインがスタートラインです。その先のT字路を右に出てください」
ドライバーとして・・・・
T字路の場合、基本的に突き当たっていますから突き当たるまでは直進ですね。
ラリーの道案内はナビゲータの仕事のように思われがちですが、実際に前を見て
道に対してハンドルを切るのはドライバーになりますので、しっかりと習得しましょう。
Aコマ地図NO.2
「2.51km先の信号付き十字路を左、 左奥にガソリンスタンド」
上記のように読み上げられたらその交差点をイメージできるようになりましょう。
このコマ地図の場合は信号のある交差点の左奥の角にガソリンスタンドがあります
万が一、聞き逃したり良く聞こえなかった場合は、すぐにナビに聞きましょう。
Bコマ地図NO.3
「1.59km先の信号付き十字路を右、交差点より少し左手前にガソリンスタンド」
先ほどのコマ地図と異なる点は、信号のある交差点を右折する点と、
目印となるガソリンスタンドが、交差点の手前に出てくる点です。
このようにナビからの読み上げには重要な目印となる情報が含まれています。
Cコマ地図NO.4
「2.08km先のT字路(突き当たり)を左、奥にカーブミラー」
信号が無い交差点の場合は、信号について触れないように交差点の形状のみを
伝えて貰うと良いでしょう。ある時だけ、「信号付き」としておけば言わなければ
信号は無いとなりますから間違えにくいでしょう。
Dコマ地図NO.5
「1.33km先の逆ト字路を左、左奥にJA、左手前に精米所」
目標物が多くある場合は、ミスコースする要因は少なくなりますが、
目標物の大きさや形などを勝手に想像し思い込んでいると通り過ぎてしまうことも
ありますので注意してください。 (JAとは農協のことです。)
以上のような要領で、ゴールまで走行する形になります。
上記の読み上げ方や、伝える順序はあくまでも私たちの読み上げ方法に
なりますので、ナビゲーターと相談しながら自分たちが解りやすい読み上げ方を
研究して採用してください。
コマ地図の意味と読み上げ方の聴き取りをマスターすれば、順位は別として、
ラリーを完走することはできます。逆に言えばコマ地図と読み上げの聴き取りを
失敗すると、ミスコースしリタイアとなり完走することも出来ないので
ナビゲーターと練習し、しっかりと習得してください。
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