10.チェックポイント (CP)

CP看板(イベントより若干異なります)

 チェックポイント(CP)とは?

 

 前頁で説明したPCのタイムを厳守しているかどうかをオフィシャルが確認する地点を

 「チェックポイント(CP)」と言います。ここにはCP看板がありオフィシャルがいます。

 ここでチェックカードと言う通過した時刻が記載されたカードを受け取ります。

 これによりラリー車両が指示通りの速度で走行しているかどうかを調べるのです。

 距離と指示速度から算出した正解時刻と受け取ったチェックカードに記載されている

 時刻との差が減点となります。(正解時刻より遅くても早くても減点となります。)

A地点〜B地点を時速40kmの指示の場合

  B地点手前まで早めに移動し、

  止まって時間調整を試みた場合、

  仮に20kmでチェックポイントが出てきて

  しまうと、チェックポイントに

  到達する時間30分後よりも早く

  チェックポイントに到達してしまい

  大きな減点を課せられる可能性が

  あるので、基本的にはオフィシャルの

  指示速度通りに走る必要性があります。

 先行して時間調整すれば良いのでは?

 

  コマ地図にある「距離」と「指示速度」から算出して、チェックポイント(CP)まで、

 先行して車を走らせ手前で停止して時間が来たら通過すれば指示速度を守る

 必要はないのではないか?ある程度、感の良い方ならそう思われるかも知れません

 しかし、日本のラリーはオープンチェックではなくシークレットチェックなので、

 何処にチェックポイントが出てくるか判りません、先行している間にチェックポイントが

 出てきてしまうと大きな減点を貰ってしまうことになります。

 また、日本のラリーではチェックポイントが見えたら時間調整の為の停車は

 認められていないので、大きな先行策は基本的に使えないのです。

  

CP (チェックポイント)

 チェックポイント(CP)では・・・

 

 実際にチェックポイントでは、CP看板などの延長線上を自車の前輪が通過する時、

 オフィシャルに笛を吹かれます。この笛を吹かれた時がチェックインタイムです。

 その少し先には必ずチェック車両が止まっていますので、チェック車両の横に

 停車をして、そこでナビゲーターがチェックカードを受け取ることとなります。

 チェックポイントではナビゲーターは仕事が重なる為、ドライバーは慌てさせずに、

 ナビゲーターの指示に従いましょう。

 

 左の画像の「2CP」看板のライン上がチェックラインです。

 ここを車両の前輪が通過する際に、笛を吹かれます。

 その先に止まっている車両がチェックカードを発行してくれる車両です。

 

 指示速度にそって走るラリー区間は、ドライバーはただのお抱え運転手の

 状態になるので、つまらないと感じる人もいるかも知れません。しかし、S・S区間で

 ライバルよりも10秒速く走っても、チェックポイントに10秒以上間違った時間で、

 入ってしまうと、速く走った意味がなくなってしまいます。ライバルよりも速く

 走ったのに、ラリーの順位がライバルよりも悪いのは非常に残念な結果ですので、

 アベレージ走行で減点を貰わない練習をナビゲーターと練習してください。

                             

 

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